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屋号はネット副業に必要?メリットや登録・変更手続きについて解説!

2023/06/19

ある程度本格的なネット副業を考えている方は「屋号」について一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。屋号とは個人事業主にとって会社名のようなものです。つけなくてもネット副業は可能ですが、屋号をつけると実は様々なメリットがあります。この記事では、ネット副業をこれから始める方向けに、屋号について次のポイントで解説していきます。

  • 屋号とは何か
  • ネット副業で屋号をつけるメリット
  • 屋号をつける時の注意点
  • 登録・変更の手続き

屋号とは何か?ネット副業には必要?

屋号とは、「個人事業者が使用する商業上の名前」のことです。一般的には、会社名のように本名の前に屋号をつけて使います。似たような言葉に「雅号」があり、これは作家のペンネームや芸能人の芸名のことです。しかし、ネット副業の場ではペンネームのように屋号のみを名乗る方も多くいます。必要かどうかで言えば、本名のみでネット副業をする方にとっては、必ずしも必要なものではありません。また、開業届には屋号を記入する欄がありますが、屋号をつけない場合は空欄にしても大丈夫です。

ネット副業で屋号を使うメリット

わざわざ屋号を考えて手続きをするのは面倒、と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、屋号をつけると次のような様々なメリットがあります。

  1. 仕事を受けやすくなる
  2. 本業と副業の書類や収支を区別しやすくなる
  3. 本名を非公開にできる

メリット①仕事を受けやすくなる

なんとなく思いつきで副業をやり始めたばかりの人、まだ開業届を出していない人は、クライアント側からすると、突然仕事を辞めてしまうのではないかと少し不安になるものです。同じ値段で仕事を発注するなら、なるべく本格的に取り組んでいる人に頼みたいですよね。屋号がついている人なら、ある程度しっかりと仕事をやっていこうとしている人、という印象を与えられます。さらに親しみやすい屋号、どんな業種なのかわかりやすい屋号は、本名だけの状態よりも覚えやすく、声もかけやすいものです。

メリット②副業の書類や収支を区別しやすくなる

屋号をつければ、税務署からの書類が屋号つきで届くようになります。また、屋号つきの銀行口座を作ると、銀行からの副業に関する書類も屋号つきに。さらに領収書・請求書など、他の様々な書類を屋号つきにすることで、プライベートと副業の書類を区別しやすくなります。確定申告の際にもどれが副業の収支なのかはっきりとわかるので、作業がスムーズになります。

 

メリット③本名を非公開にできる

もう一つ、特にネット副業をされている方に嬉しいのが、本名を非公開にできるということ。ネット副業ではクライアントと対面することがなく、文面だけのやりとりになることがほとんどですよね。また、仕事を受注するためにWebサイトやSNSで発信することも必要になってきます。このようなことを本名でやるのには、不安を覚える方も多いと思います。また、本業の会社や知り合いに副業のことを知られたくない…ということもあるのではないでしょうか。そういう方におすすめなのが、屋号をペンネームのように使うこと。ペンネームのような屋号をつけて、屋号だけを名乗るようにすれば、本名を公開する必要はありません。また、ゆうちょ銀行なら屋号のみの口座を作ることができるので、報酬の振込の際も安心です。

変な屋号は逆効果!屋号をつける時の注意点

ただし、屋号をつけるときには注意点もあります。というのも、変な屋号をつけてしまうと、逆にクライアントに悪い印象を与えてしまうことがあるからです。クライアントからの信頼のために屋号をつける場合は、特に次のようなことを心がけましょう。

  • 長すぎず覚えやすい
  • どのような事業をやっているのかわかりやすい
  • 読み方や発音が簡単
  • 他の人や企業の名前と紛らわしくない

例えば〇〇デザイン、エンジニア〇〇、〇〇ライティングなどは、業種がぱっと見てわかる定番の付け方です。ただし〇〇会社など、法人と勘違いされやすい屋号はつけることができないので注意しましょう。

屋号の登録・変更の手続き

屋号を考えて、いよいよ登録。屋号をつけたり変更したりする手続きはとても簡単です。まだ開業届を出していない場合は、開業届の屋号欄に記入するだけで登録できます。また、既に開業届を出している方や、屋号を変更したい方は確定申告の際に新しい屋号を書くだけで大丈夫。ただし、既に屋号つきの銀行口座を作っている方の場合は、その変更手続きも一緒に行いましょう。また、途中で屋号を変更するとクライアントに覚え直してもらわなくてはならなくなります。簡単に変更できる屋号ですが、できれば将来変更する必要がないよう、よく考えてつけるのがおすすめです。

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