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会社のWeb担当者になったら
サイトの目的と訪問者に求める「アクション」を明確にしましょう
Webサイトを制作する際に最も大切なことは、あなたの会社にとって最も適切なWebサイトの役割をつかみ、何のために制作するのかをハッキリさせること。
「商品を売る」「採用活動に活かす」「取引先への営業ツール」など、目的は会社によってさまざまです。しかし経験上、新たにWebサイトを制作したりリニューアルするための打ち合わせを行うと、本来の目的からそれていくことが非常に多いです。
もっとも典型的なのは、トップページの色合いや写真などデザインの話に終始して、本来の目的が曖昧になっていくケースです。オリジナリティを追求しすぎて、訪問者が利用しにくいサイトになってしまわないようにしましょう。
中小企業のWebサイトで最も重要なコンテンツは「会社概要」です
サクセス解析を行うとよくわかるのですが、中小企業のWebサイトでは、会社概要ページの閲覧を目的とした訪問者が多くいます。
取引先があなたの会社を訪問する際には、会社の地図や、基本情報を参考にします。あなたと名刺を交換した人があなたの会社を調べるとき、真っ先に閲覧するのは会社概要関係のコンテンツです。
この時に、社長や従業員のメッセージ、支店情報、わかりやすい会社の地図などの情報が1つひとつ丁寧につくってあると、親切な印象を与えます。反対に、トップページのデザインに凝るあまり必要な会社情報が掲載されていなかったり、問い合わせフォームがどこにあるかわからなかったり、電話番号が目立たず問い合わせが出来なかったりすると、非常に不親切な印象を与えてしまいますよね。
Webサイトの主な目的
・問い合わせ、資料請求の窓口である
不動産やブライダル、予備校などの単価が高い商品や、システム開発、機械製品といったBtoBサービスを主力に提供している会社に最も多いパターンで、すぐにお金を払ってもらえる商品ではないため、商談のためのステップとして問い合わせや資料請求を第一の目的とするサイト。
・商品、サービス販売
いわゆるネット通販サイトの事で、化粧品や、洋服からアクセサリーなどのファッション用品、食品、家具など、あらゆる商品が取りあつかわれています。もちろんWebサイトの目的は、商品の購入になります。
・リストの取得
無料会員登録や、PDF資料のダウンロード、メールマガジン登録などを主なゴールとするサイト、転職サイトなどの人材登録サービスやすぐに売り上げに結び付かないサービス、オウンドメディアが該当。
メールマガジン登録については、業種をとわず、割引情報や、最新のイベント情報等の配信が主な手法です。情報資料については、最もわかりやすいのが、家具や建材などのメーカーで最新カタログをPDFで配布する方法です。またコンサルタントや営業支援などの企業で、簡単な集客ノウハウのPDF資料などを配布するなどといったように、専門分野のノウハウや知識を一部開示するケースが多くみられる。
・会社の信頼度アップのブランディング
ホームページからの問い合わせや、商品販売を行うわけではないが、今どき、きちんとしたWebサイトを持っていない会社だと問題があるので作るというケース
・採用情報
新卒や中途採用で優秀な人材を集めるためにサイトを活用するパターン。
Webサイトはドールを1つに絞ろう
Webサイトの設計段階で最も重要なのは、サイトの目的を1つに絞ることです。
「商品を販売し、採用にも強く、訪問者の役に立つ情報も配信する」そんなコンセプトでは絶対に成功しないでしょう。
1つのサイトに複数のゴールを設定すると、1つといて目的を達成できない中途半端なサイトになるでしょう。
たとえば、物販のサイトであれば、あくまで商品の購入がゴールです。はじめての訪問者にどのような商品を買ってもらうかというところに徹底的にこだわってWebサイトの設計をしていく必要がありますよね。社長による講演会の広告や、新事業を紹介する別のサイトへ誘導するといった他の目的を、同時に考えるべきではないのです。
ゴールの数とサイトの数を一致させよう
もし複数の目的を達成したい場合は、原則として目的の数だけWebサイトの数を増やす必要があります。
たとえば、採用のためのウェブサイトであれば、採用の為だけに利用する新たなサイトを作ります。会社の公式サイトのなかに採用コーナーを作ってしまうと、コンテンツの軽重がうまくつけられずに、必ずと言っていいほど中途半端
なつくりになってしまいます。
目的に合わせてKGI KPIを明確にしよう
Webサイトの目的がみえたら今後は具体的にKGIと、KPIを設定します。KGIは例えば、売り上げ5,000万円、利益率40%といった事業場のゴールとなれる仮説ベースの中間的な指標になります。たとえば、Webサイトのアクセス数を2倍にする、購入率を1,3倍にする、商品数を100追加するなどといった指標です。
ここまで決めた上で、サイト制作やリニューアルを行うと、義気的にプロジェクトの成功率が高くなります。