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デザインのオリジナリティにこだわらず、「集客力」と「管理コスト」を判断軸にする

2024/03/18

「演出力」と「集客力」のどちらに力を入れるべきかを判断しよう

 

Webサイトに多額の費用をかけられない小さな会社では、限られた労力と費用で運営し、結果を出していかなければなりません。

たとえばECサイトの運営であれば、商品開発、仕入れ、商品ページの作成、更新、集客のためのSEO、Web広告、メールマガジンなど山のように作業が発生する。これらすべての運営を完璧にこなすことは、現実的に考えて不可能でしょう。

成功しているサイトの特徴は、「商品のユニークさ、見せ方」「SEOやリスティング広告など集客の技術」が秀でていること。

あなたの取り扱っている商品やサービスが、目立った特徴がなく競合も多いような場合は、SEOやリスティング広告など集客を中心としたマーケティングに予算と時間をかけ、競争に勝つ必要があるでしょう。逆にあなたが競争の少ない独創的な商品を取り扱っている場合、もしくはそういった商品開発を得意としている場合は、最低限のSEO対策を施しておけば、商品名は上位に表示されるでしょう。魅力的な商品開発により一層の力を入れ、リピーターの定着や口コミの拡散に注力することで、効果的に売り上げアップにつながることができると思います。

 

 

更新のコストを抑えた初期設定で「ゾンビサイト」を回避しよう

 

ここまで見てきたように、特に大きな差が出るのが更新費用です。Webサイトを制作するときには必ず、どのくらいの金額で、誰がどのように更新作業を行うかを明確にしておく必要があります。

たとえば、安くホームページを作ったものの、業者にいちいち連絡を入れないと細かい修正すらできなかったり、ページを追加するたびに数万円単位の費用を取られたりすることはよくあるケース。そうなると更新を躊躇するようになり、いつの間にか何年も更新されないゾンビサイトとなってしまいます。

また、検索エンジンからWebサイトへのアクセスを増やすためには、さまざまな検索キーワードによって検索エンジンで上位表示される必要があります。近年、検索エンジンは、Webサイトの定期的な更新を検索順位決定の要素として考慮に入れていますので、簡単に更新できるシステムでの運用を追求する必要があります。

そこでおすすめなのが、ブログのようにWebサイトの内容を簡単に更新できるCMSスタイルのシステムを利用すること。

また、Webサイトの更新がどうしても面倒な場合は、思い切ってTwitterを中心に情報提供を行って、それをメインサイトに表示させてしまうという方法も有効です。メインサイトを更新していなくても、積極的に活動しているように見えるのが利点です。

 

 

小さな会社のWebサイトはシンプルが一番

 

お金をかければかけるほど良いWebサイトができるというのは、あくまで制作業者サイドの発想です。莫大なデザイン料や技術料をかけていそうな、トップページの動画が自動的に再生されるサイトや、デザインが独創的でおしゃれなサイトなどを見たことがあるでしょうか。こういったサイトは、利用者側の「使いやすさ」という観点からすれば質の悪いものであることが少なくないでしょう。徹底的にシンプルなサイトの方が、商品の購入や問い合わせがしやすく、利用者にとって使いやすいです。

もちろんインパクトが強くハイセンスで使いやすいサイトであればベストですが、使いやすさと個性を両立させることは難しく、これから新たにWebサイトに挑戦する個人や中小企業の発想としては危険でしょう。

 

 

初期段階で「オリジナリティ」を求めないように

 

WebサイトやECサイト用のショッピングカートシステムの制作会社では、使いやすいテンプレートを安価で手に入れることができる。ですが「安かろう悪かろう」と思ったら大間違いで、検索エンジン対策や、サイト訪問者にとっての使いやすさが考えぬかれたシステムであることは少なくないです。

オリジナリティを求めていろいろと注文を付けるうちに料金も跳ね上がり、更新しにくく売れないサイトができるというのがWeb業者との最悪の関係ですよね。

「集客」と「管理コスト」を判断軸に、サイト設計に取り掛かるとよいでしょう。

 

 

コストは制作費だけではありません

 

まず考えなくてはいけないのが、「初期のサイト制作費用」と「年間のドメイン費用」「月々のサーバー費用」であり、これらは絶対に必要になる費用。

月々のサイト更新費用は、サイトの更新自体を業者に頼まなければいけない場合は必要ですが、自社で更新できる体制をとれば人件費以外に費用はかからないです。またECサイトの運営者になると、商品の写真撮影を自分でやるかプロに任せるかで全く管理費用がかわっていきます。まずは、この辺りの費用をいかに抑えられるかが重要です。

Web広告を利用してすぐに集客したいのであれば、月々の予算を決める必要がありますよね。

SEOに関しては、地道に勉強すれば社内でもある程度の効果を上げられる部分がありますよね。確実に一定のお客様を獲得したい場合は、リスティング広告を利用するのが望ましいです。

しかし集客の対策を講じない限り、Webサイトにお客様が訪れることはありませんので、具体的なお話はまた次回。

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