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結果を出すためのWebデザイン3つの基本とは
Webデザインは自社の「城」のようなものですから、なるべく見映えよくオリジナリティの高いサイトをつくりたいと考えるのも無理はないでしょう。これが大きな落とし穴なのです。
Webサイトは決して自己満足のためにあるのではなく、あくまでも会社のサービスや商品情報をわかりやすく説明し、購入まで結び付けるためにあるものです。
そのために必要なのは
・すぐに目的の情報にたどり着ける
・動画や音楽で動きが止められることなくスムーズに操作できる
・商品名や写真の見やすいレイアウトを心がける
これらを満たそうと思えば、「シンプルで、使いやすく、どこかで見たことのあるデザイン」に落ち着くことが圧倒的に多くなります。
複雑なデザインにすると、更新やデザインの変更に手間がかかるだけでなく、レイアウトも崩れやすくなるため、効果的に格好の悪いサイトになりやすいです。シンプルであるほど、後々の更新やリニューアルが簡単になり、担当者の労力も少なくなります。
一般的なWebデザインとしては、メインのコンテンツの他に、サイドバーを用意した、2カラム、3カラムのタイプがあげられます。最近ではスマートフォンを意識して1カラムのタイプもあります。
カラムとは「縦列の段組み」のことで、見やすいように縦列の段を区切ることです。
とはいえ、あまりにシンプルすぎるデザインでは何の特徴もなくなってしまいますよね。そこで、いくつかの要素に力の入れどころつくりましょう。
・「ロゴ」と「メイン画像」に力を入れよう
「自分はデザインセンス自身がない」と考える人は少なくありませんよね。中にはそれだけの理由で外部業者に全面委託してしまうケースもよくあります。
企業ホームページのWebデザイン制作に特別なセンスは必要ない。
ロゴとメイン画像に力を入れれば、十分に洗練されたデザインに仕上げることがから。
ロゴを綺麗なものにすれば、それだけでデザインは洗練されます。
色数や情報量が多すぎると、せっかくの洗練されたロゴデザインが殺されてしまいます。
ロゴ以外のデザインはシンプルにした方が、スタイリッシュに見えたりします。そこに画像やイラスト、適切なキャッチコピーが入ることによって、デザイン画では信頼性の高いWebサイトにチェンジするのです。
・色は極力シンプルにして背景は迷ったら白にしよう
あなたが色彩のプロフェッショナルでなければ、webページのベースカラーや背景は、極力シンプルにすることがおすすめです。「色に関してはシンプルに」という方針を決め、それを貫き通しましょう。というのも、Webサイトの制作会議では、肝心のコンテンツ内容が議論される前に、色や些細なデザインの話で大幅な時間を費やすケースが非常に多いのです。色の良し悪しは結論が出にくく、誰でも口をはさみやすいため、議論の対象になりやすいのです。カラーの方針は、最初に明確に固めておきましょう。
信頼性のあるデザインに仕上がれば、色が少々変わったところで売り上げが大きく変化することはほぼありません。
背景やベースカラーに悩んだ場合は、背景は白、ベースカラーは薄いグレーや水色など主張の弱いものにするのがよいでしょう。なぜならベースデザインそのものは、Webサイトの主役ではないからです。
たとえば代表挨拶のページでは、主役は代表のメッセージや印象の良い写真ですよね。もし背景が赤や黄色になると、肌の色やスーツの色が沈んでしまったり、変に浮いたりすることが考えられますよね。これは、ECサイトのページなどでも同様で、主張の強い色を背景に敷くと、商品写真の色とのバランスが取れず全体として印象の悪い色合いになってしまいます。
たとえば、ショッピングサイト大手Amazonの背景は白ベースのデザインです。特に色合いが重要なファッション関連サイトである「マルイウェブチャンネル」や「ZOZOTOWN」なども、背景やサイト全体に白い空間を多く配置しています。ぜひ一度ご自身で見てみてください。
・Webデザインはスマートフォンベースで考えよう
今や多くの人がスマートフォンでWebサイトを閲覧するようになりました。ショッピングサイトなどでは80%以上がスマートフォンユーザーによる訪問ということが多いです。そうなると、Webサイトのデザインはスマートフォンをベースに考える必要がありますよね。
よくあるのが、Webサイトの制作やリニューアルの会議に際に、PCサイトの画面を中心に、話を進めていき、おまけ程度にスマートフォンのデザインの話をするケース。利用者の大半がスマートフォンであるのに、これほど無駄なことはありませんよね。
むしろ、スマートフォンのデザインをベースに、おまけでPC画面での表示を確認するという優先順位でWebサイトの制作を進めた方が効率的でしょう。
一方で、法人向けのサービス等で、ほとんどが会社のパソコンからアクセスされるようなケースもありますよね。
すでにWebサイトをもっている場合は、Google Analyticsなどのアクセス解析で、事前にPCとスマートフォンの訪問者比率を調べておくとよいでしょう。
中小企業のWebサイトの場合は、基本的に「レスポンシブウェブデザイン」という形式でサイト制作を行います。パソコン、タブレット、スマートフォンまで画面のサイズが変わると、自然にそれぞれの表示に合うようにレイアウトが変化する仕組みです。PC、スマートフォンで完全に別々のサイトをつくってしまうと、更新や修正の作業にかかる手間が倍以上になってしまうのでお勧めとは言えません。