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インターネットの副業って本当に稼げるの?副業詐欺のよくあるパターンとは?
現代の日本では、多様な働き方が推奨されています。インターネットを使った副業で、お金を稼ぎたいと考える方も多いでしょう。
○インターネットを使った副業は本当に稼げるのか?
○どれくらいの時間でいくら稼げるのか?
○副業詐欺サイトを見分ける方法とは?
インターネットの副業について、こういったアングルから迫ります。ぜひ参考にしてください。
インターネットを使った副業は本当に稼げるのか?
インターネットを使った副業は、本当に稼げるのか。結論から言うと、かなり難しいのが現実です。少なくとも、それなりの覚悟と時間が必要になります。本業が終わってから、毎日少しずつでも副業に時間を割かなければ、まともな収入は得られません。
アンケートサイトを例にして、実際どの程度の労力が必要になるのか紹介します。
送られてくるアンケートの回答に必要な時間は2~3分、回答報酬は1~10P(1P=1円)が一般的です。仮にすべての回答報酬が10Pだとしても、100回答えなければ1,000P(1,000円)になりません。
回答に必要な時間が2分の場合、100回アンケートに答えるためには、200分もの時間が必要になります。つまり、1,000円稼ぐためには、約3時間が必要です。これは、時給に換算すれば約300円の計算になります。
いかがでしょう?インターネットを使った副業は、本当に稼げると感じられるでしょうか?
どれくらいの時間でいくら稼げるの?
副業の分野によって時間単位の収入は変わりますが、プログラミングなどよほど高度な専門知識がない限り、高望みはしない方が賢明です。先ほど紹介したアンケートサイトと同様、最初のうちは時給換算で300円程度というケースも珍しくありません。
副業の習熟度別に、どれくらいの時間でいくら稼げるのか、目安を紹介します。
習熟度 | 1日当たりの費やす時間 | 月額収入 | 時給換算(収入÷時間) |
初級者 | 1時間 | 1万円 | 約330円 |
中級者 | 2~3時間 | 3万円 | 約500円 |
上級者 | 3時間以上 | 10万円以上 | 約1,100円以上 |
いかがでしょう?
上級者レベルの方が毎日3時間以上副業に時間を費やせば、時給換算でやっとまともな収入になるかもしれないというのが、現実なのです。
2022年10月以降、日本における地域別の最低賃金は、全国平均で961円(時給)になるとされます(※)。副業を開始してからしばらくの間は、最低賃金の全国平均額を下回るお金しか稼げない(コスパが悪い)のだと、覚悟しておいた方がよいかもしれません。
ただし、副業はあくまで副業として、お小遣い程度のお金が稼げればそれでよいと考える方もいらっしゃるはずです。そのような方ならば、コスパの悪さをそれほど深刻に捉える必要はないかもしれません。
もう1点。インターネットを使った副業は、しばらくの間はコスパが悪いと理解しておくことは、とても重要になります。「本当は稼げないのに、あたかも大金を稼げるような謳い文句で人を集めるサイト」が、多数存在するからです。
※参照元:日本経済新聞電子版(2022年8月1日付)「最低賃金31円上げ961円 全国平均、物価高で上げ幅最大」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA252UB0V20C22A7000000/
副業詐欺サイトを見分ける方法とは?
○話がうますぎる
○先払いしなければならない
○会社情報の記載がない
以上3点が、危険な副業詐欺サイトを見分ける方法です。
話がうますぎるとは?
○報酬が高額
○楽に稼げる
これら2つが、話がうますぎる典型例です。インターネットを使った副業は、上級者でも1日3時間以上かけて10万円稼げれば、御の字の世界。初心者がいきなり高額報酬を得たり、楽に稼げたりということはありません。
先払いしなければならないとは?
○登録料
○商材・教材の購入
このように、こちらから先にお金を支払う必要があるサイトは、副業サイトとしては危険な部類に入るでしょう。まともな副業サイトも中にはあるのかもしれんが、お金をむしられるだけむしられて、結局さっぱり収入に結びつかないケースがよくあります。
「絶対に」「必ず」儲かるといった謳い文句を得意とするのも、この手の副業詐欺サイトの特徴。「絶対」「必ず」儲かると断言できるビジネスは、この世に存在しないはずです。
会社情報の記載がないとは?
○代表者の氏名
○会社の住所
○電話番号
○メールアドレス
○資本金
まともな副業サイトなら、ホームページ上に以上のような項目の記載があるはずです。逆に言えば、以上のような項目が記載されていない会社は、怪しい会社と疑った方が賢明でしょう。
被害の多い副業詐欺のパターン
最近では、SNSを使った副業詐欺サイトが横行しています。SNSはツールとして私たちの生活の一部になっており、なおかつ手軽なため、悪徳業者のターゲットになりやすいのかもしれません。
SNSを使った副業詐欺サイトの代表例
○LINE
現在の主流は、これら2つを利用した副業詐欺です。たとえば、「LINEに登録するだけで3万円ゲット!」といった謳い文句で、勧誘する手口を得意とします。登録しても怪しい投資話の勧誘が頻繁にくるだけなので、騙されないよう気を付けてください。