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インターネットとの出会い
仕事がもともと通信系だったので、比較的にインターネットとの出会いは早めだったと思う。
当時はインターネットってパソコン通信がよりマルチメディア化したものぐらいにしか思わなかった。
エスケープシーケンスを大量に送って画面を制御して遊んでいたのを思い出す。
パソコン通信自体、BBSやメールもどきはできましたが、一部のオタクでしか使われなかったのではないでしょうか?
話は脱線するがNTTのキャプテンってどうなったんだろう。(死語!)
たまたま仕事で海外(ニュージャージ)に出張する業務があり、その間の日本とアメリカの連絡手段として、パソコン通信でメールをセッティングしてアメリカに向かった。
仕事の状況や進捗など報告するために、メールを日本に随時送っていたのだが、全くレスポンスがなかった。(想像はつきましたが・・・)
あまりにも寂しかったので、上司にコレクトコールで電話をしたのですが、「お金がかかるから切ります」と言われ孤独感満載の業務だった。
が、ニュージャージーで、始めてインターネットをより深く知りました。(サービスレイヤも違うのでパソコン通信とインターネットは比較するものではないことを教わり、TCP/IPもそこで勉強させてもらった)
「へー、ネットと言いながら実体も無く、ネットワークとネットワーク、パソコンとパソコンが相互につながりあって情報をシームレスに収集・発信ができるんだ・・・」
訳がわかりませんが、パソコン通信では、端末ーホストという概念がありましたが、インターネットではPCはホストとなり、ホスト当時が情報交換をするネットワークというイメージはつかめた。
日本に戻ったら環境を作りたいな・・・とワクワクした。
日本に戻り、当時はプロバイダって?感じだったので、どこに繋ぐとインターネットができるのか分からず、社内を探索した。
自分は支店の分際であったが、本社の一部の部署に環境があることが分かって交渉開始した。
「回線は準備するのでルータを準備してくれれば繋いでいいよ。」との優しい先輩のお言葉に乗っかった。
あとは、ルータをどうやって購入するかで悩みました。当時で30万円くらいだったので自腹の余裕はありません(ちなみに当時はセキュリティもうるさくないです)
素直に上司(アメリカ出張の時の上司とは違います)に相談して、支店長に交渉を行った。今のうちにインターネットやLAN/WANを勉強することは良いこととのことで、支店長の了解ももらい、会社としてルータを購入することができた。あとは、ルータの設定をどうするかでしたが、すでにTCP/IPの基本的な仕組みはわかっていたので、本社の方と簡単な打ち合わせで設定内容も完了した。
さていよいよ会社の中でお披露目です。
インターネットとしての良さを伝えるために、どのサイトで説明するのが良いか検討し、会社の情報発信としてわかりやすかったのが「某雑誌会社」、あとは今回のお披露目の目玉となる検索サイトとして普通に「Yahoo」と決めた。いつもの笑い話だが、みなさん「ヤッホー」と叫んで好評だった。その後支店長からも予算を増やしてもらい、全員にPCを配ったり、メールサーバを立ち上げたり、ネットワークOSとしてNetWareを採用して、社内のIT化とインターネットサービスの有効活用することができ、今でいうITシステム部のような部署まで大きくすることができた。最後に私ですが、そこの部署とは違う人間なので、環境は作りましたが作り逃げで、本来業務に戻りました。