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費用プランニングのケーススタディ

2024/04/06

2つの具体例から、あなたの会社の初期費用と運営費用を割り出してみよう

 

・A社のWebサイト制作

A社がかけた費用は、初期費用10,000円、月額利用料10,000円です。もっと安いシステムもありましたがA社は本格的にネットショップ事業を行うため、サポートもしっかりしたシステムを使用しました。

デザインは、クラウドソーシングサイトを使って個人のデザイナーに200,000円で依頼しました。自然食品は成分や味だけでなく、商品のイメージや会社の世界観が大切なので、多少の費用はかかっても、見映えの良い綺麗なサイトを目指したそうです。

レンタルシステムであっという間にサイトが完成したので、担当者は驚きました。機能的にも大手の企業のショッピングサイトと遜色なく、きちんと売上をたてていけば十分にやっていけそうだと自信がわいたそうです。

 

・管理、維持費

A社はたくさんの常時アイテムのほか、毎年多くの種類の新製品を販売しています。商品写真を毎回プロのカメラマンに依頼していたのでは費用がかさみすぎるため、担当者が写真の勉強をして、自社で撮影することになりました。

Webサイトの管理については、利用しているショッピングカートのシステムの情報を収集する限り、社内のスタッフで十分使いこなせそうだったため、自社で運営を行うことにしました。

 

・集客関連

A社ではSEOについても、担当者が本を読んで勉強をすることにし、さらに利用しているショッピングカートの運営会社定期的にSEOのセミナーを開催していたため、そちらにも参加しました。

また、オープン後に少しでも早く集客を行うために、即効性のあるリスティング広告の導入を決め、スタートにつまずかないように、小さな会社の運用も取り扱うプロのリスティング広告管理業者に依頼し、費用は広告費込みで月40,000円。

TwitterやInstagramは自社運営を検討し、今のところソーシャルメディアは後回しにし、まずはショッピングカートの機能を使いこなしつつ、リスティング広告とSEOでの集客で指導に乗せるのかが課題になりました。

A社の初期費用は210,000円、毎月の費用は50,000円です。

 

・B社のWebサイト制作

B税理士事務所では、税務顧問のお客様をWebから集めるために、新たにWebサイトを作ることにしました。税理士事務所のサイトは、新たにどんどん商品が追加されるものではありません。主力サービスである税務顧問、会社設立などのサポート内容を顧問者にしっかり伝えるために、最初にコンテンツやデザインをつくり込む必要がありました。

そこで、コンテンツも含めてしっかりしたWebサイトをつくってくれる会社を探し、Word Presという自社でブログのようにコンテンツが更新できる仕組みを利用し、合計400,000円で制作してもらうことにしました。サーバーとドメインは自社で取得したため、毎月の管理費用は大幅に抑えることができたようです。サーバー代は月1,000円、ドメイン代は年間1,000円になりました。サイト訪問者への信頼度を上げるために、プロのカメラマンに所属税理士や事務所の写真を撮影してもらい、写真撮影費用は50,000円かかりました。

 

・管理、維持費

定期的に税務関連のコンテンツや事務所のリリース情報を追加することになりました。Word Pressを採用しており、B税理士事務所のスタッフで更新、管理可能なため、費用は0円です。

 

・集客関連

リスティング広告を自社で運用することを決めていたので、広告費用は月20,000円になります。

SEOは月20,000円で対策、アドバイスをしてくれる定額のコンサルタントが見つかったので、しばらくこの業者に依頼することに決めました。料金は安く、メールでの質問やWebミーティングで丁寧に対応してくれるようです。他に見積りをとったSEO業者は、料金が高いわりに対応が悪く、どうやら値段と質は必ずしも比例しないようですね。

FacebookやTwitterは自ら運営することを決めた。というのも、B税理士事務所の代表税理士はFacebookが趣味で、すでに数百人単位で友達登録があり、そのまま個人アカウントの運用でも十分に活用が出来そうだからです。

B社の初期費用は450,000円、毎月の費用は41,090円です。

 

この例から、なにに重きを置くかで金額もやることも変わっていく事が分かると思います。まずはWebサイトの主な5つの目的を考え、自社サイトのゴールに応じて、初期費用だけではなく、運営費用も考え確保し、デザインのオリジナリティにこだわらず、集客と管理コストを判断軸に考えることが重要であることを忘れないようにしましょう。

絶対に避けられない費用と実は節約できる費用があることも忘れてはいけません。

絶対にお金がかかるものは、サーバー費用、ドメイン費用、ショッピングカートのシステム費用、Web広告費用です。努力次第で何とかなるものは、Webサイトの制作費用、SEO費用、Webサイトの更新費用、写真・画像費用、ソーシャルメディアの運用費用、メールマーケティング費用です。

勉強すれば社内でもある程度の効果を上げられる部分がありますので、コストカットを目指して地道に頑張りましょう。

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